上川周作

1993年大分県出身。京都芸術大学映画学科5期生・俳優コース在学中に『正しく生きる』(15/福岡芳穂監督)、『赤い玉、』(15/高橋伴明監督)に出演。卒業後、「妻と飛んだ特攻兵」(15/EX)でドラマデビュー。近年の主な出演作は、映画『止められるか、俺たちを』(18/白石和彌監督)、『劇場』(20/行定勲監督)、『あのこは貴族』(21/岨手由貴子監督)、『彼女来来』(21/山西竜矢監督)、NHK大河ドラマ「西郷どん」(18)、NHK連続テレビ小説「まんぷく」(18)、アニメ「大家さんと僕」(20〜/主人公の声)など。

福岡芳穂監督の作品に出演させて頂くのは、『正しく生きる』以来、2度目になります。
北白川派初の時代劇ですが、港岳彦さんと監督と学生とで話し合いながら練られた脚本は、台詞にすでに血が通っていて読んだ瞬間に面白い映画になる、と確信しました。色んな出会いと別れが描かれていて、中には望まない別れもあり僕は撮影中自分の死生観と向き合いました。
幕末の七条油小路の変が題材になっていますが、ただ歴史を再現するのではなく、現在生きている私たちにこれからどう生きていくのか、と問いかけてくる映画です。